ひとり暮らしの高齢者を見守る『俣兵衛』
株式会社シーマン人工知能研究所は、2024年10月11日、高齢者向けAI見守りスピーカー『俣兵衛』の子役声優オーディションを開催すると発表した。
『俣兵衛』は、ひとり暮らしの高齢者を見守るため、人間と自然な言葉のやりとりが可能なAIを搭載したスピーカー。同年12月より福島県川俣町にて実証実験を実施予定であり、子役声優オーディションでは同町にてキャラクターの声を担当できる児童を募集する。
孤独感の解消や健康状態の確認などを実現
同社はゲームソフトの開発チームを中心として設立された企業であり、近年はAI開発に注力している。高齢者向けAI見守りスピーカーの開発にも取り組み、福島県と「AI生活会話見守りスピーカーを活用した快適な地域社会の構築に向けた事業連携協定」も締結。同県との取り組みの中で、今回の『俣兵衛』オーディションも開催に至った。
『俣兵衛』は、ひとり暮らしの高齢者と日常的に会話することで、孤独感の解消や健康状態の確認、緊急時の対応などを可能にするスピーカーだ。自然な会話を成り立たせる会話生成エンジンを搭載すると共に、川俣町の伝説に基づく形でキャラクターを設計することで親しみやすさも獲得している。
少子高齢化が進む川俣町を支援
『俣兵衛』の子役声優オーディションは、川俣町在住の6歳~11歳程度の児童を対象として行われる。録音は、2時間程度のセッションを10月末~11月上旬にかけて2回実施する予定だ。
この取り組みを通じて同社は、少子高齢化が進む川俣町を支援すると共に、同町に多くの関心を集めることで復興も後押しするとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社シーマン人工知能研究所
http://seaman.ai/高齢者を見守るAIスピーカーの子役声優オーディション開催 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p