認知症世界の歩き方forジュニア
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン(issue+design)は、『認知症世界の歩き方forジュニア』を発売していると2024年11月14日に発表した。書籍を漫画版にしたもので、認知症について子ども達にも理解してもらう試みだ。
子ども達にも知ってほしい世界
同法人では、認知症本人の視点が分かる書籍シリーズ「認知症世界の歩き方」を20万部発行し、専門職・非専門職を問わず多く読まれている。「認知症世界の歩き方プロジェクト」として認知症のある人約100名のインタビューをもとに旅行記としてまとめたものだ。
今回、「子ども達にも認知症の方が見ている世界を知ってほしい」という声を受け漫画版が企画・発行された。
認知症の視点で描かれた漫画
内容は「ミステリーバス」「顔無し族の村」「アルキタイヒルズ」「二次元銀座商店街」「カクテルバーDANBO」「エピローグ」という構成で、認知症世界にやってきた旅人が、バスに乗り出会いや風景に戸惑いながら不思議な体験をしていくというもの。
認知症の人が感じる世界が分かりやすく表現されており、漫画を通じて認知症について正しい知識を得ることができる。
漫画として個人が読めるのはもちろん、「認知症世界の歩き方 実践(対話&デザイン)ワークショップ」や「認知症サポーター養成講座」など小中学生向けのイベントの副読本として活用することも可能だ。
(画像はプレスリリースより)

issue+designのプレスリリース
https://issueplusdesign.jp/