おもてなしの心と正しい介助技術を学ぶ人が多数
公益財団法人日本ケアフィット共育機構(以下、ケアフィット)は、2月21日、ケアフィットが2000年より認定・運営する資格『サービス介助士』の取得者数が2022年2月、20万人を突破したことを発表した。
2000年以降、資格取得者は右肩上がりで増加
サービス介助士とは、高齢者疑似体験、車いすの操作や視覚障がい者の手引き、障害の社会モデルの理解、障害当事者との対話など、実技教習を通して体系的に学ぶ資格である。
高齢者・障がい者など多様な人とのコミュニケーションを学べることから、さまざまな業界約1,000社で導入。
具体的に業種別割合では「交通」が46.9%と最も多く、次いで「小売・流通」24.5%、「通信」6.1%と続き、導入した理由については「社員のスキルアップ」が23%、「CS(顧客満足度)・サービスの向上」20%、「新入社員・管理職研修」16%となっている。
介助ボランティアとしての活動も推進
2000年には介護保険法が施行、その後バリアフリー法の改正、障害者差別解消法の施行などの法整備が進められ、近年では、東京オリンピック・パラリンピックなどをきっかけにサービス介助士の学びはより重要になってきている。
ケアフィットでは新型コロナウィルス感染拡大により、講座の一部をオンライン化するなど学びやすい内容に改訂。サービス介助士のさらなる普及を目指す考えだ。
(画像はプレスリリースより)

公益財団法人日本ケアフィット共育機構 プレスリリース
https://www.carefit.org/news/news20220221.php