現役の介護職員が認知症の本人目線で描いた絵本
株式会社みらいパブリッシングは、6月20日、現役の介護職員が認知症のある人自身の気持ちになって描いた絵本、新刊「いっしょにあるく」を発売した。
大切なことに気づかされる1冊
この絵本の主人公は認知症のある人本人だ。著者であり現役の介護職員でもある、うえのみえこ氏が認知症のある人たちと日々接する中で介護される側の気持ちに寄り添って描き上げた。
近親者を介護する中で本人の気持ちを聞く前に、私達は「本人のために」「安全のために」と考えることが多い。しかしもしかしたらそれは、一方的な答えを押し付けているにすぎないない可能性を含んでおり、本人を傷つけているケースもある。
実際に「一方的な押し付け」は介護の現場に限ったことではない。たまには横に並んで一緒に大切なひと時を過ごすことも大切であり、相手の気持ちに寄り添えると自分も少し楽になれるかもしれない。
「いっしょにあるく」は人間の尊厳について考え直すきっかけになる1冊。介護従事者をはじめ育児中の保護者、人間関係やあらゆる人たちと接していく中でのコミュニケーションに悩む、中学生から大人までぜひ手に取ってもらいたいとしている。
なお、「いっしょにあるく」はB5判32ページ・オールカラー。価格は1,540円(税込み)だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社みらいパブリッシング プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/314740「いっしょにあるく」書籍概要
https://miraipub.jp/books/19045/