48.6%が見守りサービスに“関心あり”
エス・エム・エスは7月20日、「見守りサービスに関する実態調査」の結果を発表した。同社が運営する「安心介護」の会員500名を対象に、6月5日~6月14日に実施した調査である。
調査結果によると、全体の48.6%が「見守りサービスに関心がある」と回答しており、約半数が関心を示していることが明らかになった。
しかし、「利用している」と回答した人は、わずか5.0%だった。「過去に利用していたが、今は利用していない」の6.6%と合わせても、11.6%にとどまっており、実際の利用には結びついていない様子がうかがえる。
求められるのは「使いやすくリーズナブル」なサービス
利用したことがない、もしくは利用を取りやめた理由は、「見守りサービスが、どのようなものかよくわからないから」が最も多く31.0%。次いで「金銭的な負担がかかるから」の28.2%だった。
では、現在利用している人は、どのようなきっかけで導入を開始したのだろうか。
利用理由で最も多かったのは、「自宅で転倒・急な体調不良などの事故がありそれがきっかけで導入した」の34.0%だった。次いで「ケアマネジャーから勧められた」の24.0%、「介護保険対象サービスの利用だけでは不安だった」の22.0%と続いた。
また、現在利用しているサービスの内容では、「緊急時通報型」が最も多く19.0%。次いで「カメラ型」の17.2%、「センサー型」の15.5%となっている。
今後、利用したいサービスについては、以下のような意見が目立った。
「介護保険が適応となるサービス」「月々の利用料や初期費用が抑えられたサービス」などの金銭的な負担軽減型のもの。
「認知症でも使いやすいサービス」「家族の負担が少なくなるもの」といった、利便性を向上するもの。
「話し相手になりながらの訪問型」「職員というより友達という感覚で見守りをしてくれる」といった、人との触れあいを求めるもの。
エス・エム・エスは調査結果について、
金額や使用難度の問題、被介護者への配慮が求められていることなどが浮き彫りになりました
(プレスリリースより)
とコメントしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社エス・エム・エスのプレスリリース
https://www.bm-sms.co.jp/