仙台市に認知症対応の新施設が開設
株式会社学研ホールディングス傘下のメディカル・ケア・サービス株式会社は4月1日、仙台市に「愛の家グループホーム仙台永和台」を開設した。
認知症高齢者を対象とした地域密着型のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)で、所在地は宮城県仙台市泉区永和台25番6号。定員は18名となっている。
安心感を大切に 心と体を支える暮らし
新施設では身体介助に加え、心理面への配慮を重視したケア方針を掲げている。入居者一人ひとりの生活習慣や思いを尊重しながら、暖かな支援を行っていく方針だ。オープン直後から質の高いケアを提供できるよう、職員への研修にも力を入れている。
具体的なケア方針として、「散歩」「食事」「対話」の3つを日常生活の軸としている。
散歩では、外出による刺激や交流を通じ、不安や緊張の緩和を図る。短時間でも継続的に行うことで、心身の健康を支える効果があるとされる。
食事面では、調理への参加を促し、楽しみや達成感を味わえるよう工夫する。食べることを単なる栄養補給にとどめず、日常の喜びや会話が生まれる時間として位置づけている。
対話は、感情の安定や認知機能の活性化につながる重要な要素である。職員や入居者同士の何げないやりとりを通じて生活を豊かにし、生活の質を向上させる力とする狙いがある。
(画像はプレスリリースより)

株式会社学研ホールディングスのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007448.000002535.htmlメディカル・ケア・サービス株式会社のプレスリリース
https://www.mcsg.co.jp/