『自分で自分を介護する本』4月25日発売
株式会社河出書房新社は4月25日、『11の成功例でわかる 自分で自分の介護をする本』を刊行する。
「認知症になった」「骨折や病気で手足が不自由に」など、さまざまな理由で「要介護」となっても、介護保険や自治体のサービスを上手に活用すれば、ひとり暮らしを続けることは可能だ。
『11の成功例でわかる 自分で自分の介護をする本』では、そんな前向きな選択を実現した11人の実例を紹介している。
著者の小山朝子氏は、20代のころから約10年にわたりヤングケアラーとして家族の介護に携わり、現在は介護ジャーナリストとして活躍している。数多くの取材経験をもとに、とくに実用性の高いケースを精選して取り上げた。
現実的な課題を、制度と工夫で乗り越える方法を紹介
要介護状態でのひとり暮らしには、「料理はどうするのか」「トイレや入浴は」「住まいのバリアフリー化は必要か」「医療や薬の管理は」「生活費はどうまかなうか」など、現実的な課題が数多く存在する。
さらに、「子どもに迷惑をかけたくない」「ケアマネジャーとうまくやっていけるか心配」といった、精神的な不安や葛藤も看過できない問題だ。
著者は、そうした悩みに寄り添いながら、当事者の思いはもちろん、介護を支える側の気持ちにも丁寧に目を向け、多角的な視点から疑問に答えている。
制度の活用法や周囲との関わり方は、図解や具体例を交えてわかりやすく構成されており、日常生活に取り入れやすい内容だ。実例を通して、「自分で自分を介護する」という生き方の可能性を、現実的なアプローチとともに示している。
介護は“されるもの”ではなく、“主体的に選ぶ”こともできる。そんな意識の転換を促す一冊だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社河出書房新社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000914.000012754.html【1の成功例でわかる】自分で自分の介護をする本:小山朝子|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309294841/