介護の仕事に「不満」は全体の48.1%
ドクターメイト株式会社が5月2日から5月6日にかけて、東北地方の介護施設や老人ホームなどの高齢者向け施設、訪問介護・看護サービスなどでの勤務経験者(現在勤務・過去勤務を含む)、かつ介護福祉士・介護助手・ケアマネジャーを対象(調査人数:男女計300人)に調査を実施。その結果を5月19日に発表した。
同調査で『現在、または過去に勤めていた介護の仕事に対する満足度をお聞かせください』としたところ、「とても不満である」が全体の24.6%、「やや不満である」が23.5%と、「不満」が全体の48.1%を占めた。「とても満足している」が2.0%、「やや満足している」が15.8%と、「満足」は17.8%にとどまっていることも分かっている。
『3年後、現在の仕事を続けていると考えますか?または過去に勤務されていた方は、介護の仕事への復職を考えますか?』と聞くと、「いいえ、考えていない」が全体の27.9%、「分からない」が53.4%と不確実な見通しの人が81.3%に上った。
介護の仕事をする上での課題1位「賃金水準が低い」
『東北地方で介護の仕事をする上で、特に「課題」だと感じることは何ですか?』と質問したところ、「賃金水準が低い」が全体の59.9%、「人材(特に若手)が集まりにくい」が19.6%、「利用できる地域資源(医療・他サービス)が限られている」が6.7%などといった結果が得られている。
また、『今後5年先を見据えたとき、あなたの地域の介護提供体制(人材確保、サービスの質維持など)は、持続可能だと思いますか?』と聞くと、「全くそう思わない」が全体の17.7%、「あまりそう思わない」が33.0%、「どちらとも言えない」が37.9%で、88.6%が悲観的または見通しの立てられないといった考えを示した。
(画像はプレスリリースより)

ドクターメイト株式会社 プレスリリース
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