介護中の親との連絡頻度にギャップ
TQコネクト株式会社は6月6日、「介護世帯のコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。
この調査は、介護を必要とする別居中の親をもつ60~70代の男女200名を対象に、2025年5月27日に実施された。
親子間の連絡頻度、理想と現実にギャップ
介護中の親との連絡頻度について尋ねたところ、41.5%が「もっと連絡を取りたい」と回答。特に遠距離介護の場合、72.2%が連絡頻度に課題を感じていることがわかった。
理想とする連絡頻度は「週に1回以上」(52.0%)が半数以上を占めている。しかし、実際は63.0%が「月に数回以下」にとどまっており、理想と現実のギャップが明らかになった。
「話が通じにくい」などの悩みも
主な連絡手段は「訪問」(69.8%)や音声通話(42.6%)が中心で、LINEやビデオ通話の利用は1割未満にとどまる。
コミュニケーション上の困りごととしては、「同じことを何度も説明する必要があった」(41.0%)が最多。次いで「話がうまく伝わらなかった」(39.6%)、「相手の体調や様子がわからず不安になった」(23.9%)などが挙げられた。
今回の調査結果からは、介護世帯において円滑なコミュニケーションに課題を感じる人が多い実態がうかがえる。背景には、連絡手段が訪問や電話に偏っていることに加え、認知機能の低下による意思疎通の難しさがあるとみられる。こうした状況は、要介護者の孤立感やQOL(生活の質)の低下にもつながりかねない。
TQコネクト株式会社では、デジタル操作に不安のある高齢者でも利用しやすい、簡単操作のテレビ通話端末「TQタブレット」の活用を提案しており、介護世帯における新たなコミュニケーション手段として注目される。
出典元:「TQコネクト調べ」
(画像はプレスリリースより)

TQコネクト株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000104139.htmlTQコネクト株式会社のホームページ
https://tqconnect.co.jp/