介護への理解、関心を高めるために
社会課題解決型クリエイティブ・カンパニーであるNPO法人Ubdobe(ウブドベ)は、介護という仕事を理解できるボードゲームを開発し、それが千葉県介護の未来案内人ワークショップ事業の採択を受けたと2025年6月18日に発表した。
それに伴い千葉県内の中学・高校の授業で活用されている。
チームで課題解決「100歳の同級生」
ボードゲームは「100歳の同級生」。高齢になった同級生を助けるため、チームで課題解決に挑んでいくというストーリーだ。
介護で起こりうる「困りごと」に直面したとき、解決に向けどのように考えどのように行動していくか、自身の仕事としての疑似体験を通じて介護を身近に楽しみながら理解できる内容となっている。
学校の授業においては、現役の介護職員がゲームの進行を手伝ったりアドバイスをしたりしながら、介護という仕事の魅力を伝える案内人として参加する活動を実施している。
介護職の人手不足解決を目指す
厚生労働省の発表では、介護職員数は2026年度には約240万人、2040年度には約272万人必要であり、この年には約57万人の介護職員が不足すると推計している。
その現状を受け同社では、介護職への興味・関心を高めるコンテンツの作成や情報を発信。
中学・高校でアンケートを行ったところ、介護の仕事に興味があると回答した人は31.4%、ボードゲームを実施した後は73.8%と増加し、介護に対する関心や理解を得られることが分かったと報告している。
(画像はプレスリリースより)

NPO法人Ubdobeのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000011497.html