介護・老後の「最適解」を導く実用書
介護や老後への不安に、親子でどう備えるべきか。株式会社NHK出版は7月10日、『介護・老後で困る前に読む本 親子で備える知恵と早期の選択で未来を変える!』を発売する。
著者は、介護支援専門員やファイナンシャル・プランナーの資格を持ち、現場経験30年以上の吉田肇氏。介護・住まい・お金・地域とのつながりなど、多岐にわたる課題に対し、実例やデータを交えて「百人百通り」の解決策を提示している。
話しづらいテーマを“今”考えるきっかけに
この書籍で特に強調されているのは、「元気なうちに親子で話し合うことの重要性」である。
ただ、「終活を勧めたら親に怒られた」「親が『迷惑はかけない』と言うだけで何も決まらない」といった声も少なくない。こうした家庭に向けて、具体的なコミュニケーションの工夫や、“聞きにくい話”の切り出し方も紹介されている。
将来の不安を見える化するチェックシート「人生100年時代応援スケール」も収録。自分の現状を振り返り、備えるべき課題を把握できる構成も便利だ。
試し読みも公開中で、「親に読ませたい」「65歳以上に全戸配布してほしい」といった反響も見られる。
気になっているものの、先延ばしになりがちな「親の介護をどうするか?」という問題。親子での会話や今後の計画を始めるきっかけとして、心強い一冊となりそうだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社NHK出版のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001141.000018219.html介護・老後で困る前に読む本 親子で備える知恵と早期の選択で未来を変える! | NHK出版
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819962025.html