無料ツール「生産性向上くん(R)」についても
9月22日、介護現場の生産性向上に取り組むための手引書『超実践!介護現場の生産性向上メソッド』が日経ヘルスケアから発売された。
株式会社TRAPE(トラペ)代表取締役の鎌田大啓(かまたともひろ)氏と、同社取締役・共同経営者の山崎和雄(やまざきかずお)氏による共著で、定価は3,520円(税込)である。
介護業界で生産性向上という言葉が用いられた黎明期から現場に寄り添う伴走支援を続けてきた同社は、介護現場の生産性向上の取り組みを成功させる鍵を「準備8割」としており、プロセスを支援する介護事業所向けの無料オンラインツール「生産性向上くん(R)」についても紹介されている。
「生産性向上ガイドライン」を補完
人口減少が続き、これからの介護現場ではさらに人手不足になることが予想される。国は介護テクノロジーやDXの導入を推進するなど、「生産性向上」を現場に求めている。ただ、導入したテクノロジーが現場の負担を増やしてしまっているケースもあり、事業所の悩みの種になっている。
厚労省は2025年度に「生産性向上ガイドライン」を改訂したが、新刊は「生産性向上ガイドライン」を補完し、現場目線に立った実践的な手引きとして刊行されたもので、図表やイラストとともに解説し、生産性向上の取り組みにあまり関心がなかった人にも取り組みやすい工夫が施されている。
「生産性向上ガイドライン」に沿って、取り組みを進めるための6つのステップをわかりやすく解説。生産性向上にまだ取り組んでいない事業所、始めたものの壁に直面している事業所、事業所の経営層、ミドル・リーダー層、自治体職員や外部支援者、介護テクノロジーの開発・提供者などに向けた一冊である。
(画像はプレスリリースより)

出版のお知らせ
https://trape.jp/news/news-book-release/