88歳の山本學さんと主治医・朝田隆さんの共著
10月30日、俳優の山本學(やまもとがく)さんと、認知症専門医の朝田隆(あさだたかし)さんによる共著『老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えていること』がアスコムから発売された。
山本さんは大阪府生まれ、東京育ちの88歳。朝田さんは日本精神神経学会認定精神科専門医、精神保健指定医、日本老年精神医学会専門医、日本老年医学会指導医で、軽度認知障害(MCI)・認知症の専門の「メモリークリニックお茶の水」の院長を務めている。
明るく知的に時にユーモアを込めて老いのあれこれを
認知症とはいえないものの、正常な脳と認知症の間にある状態を軽度認知障害(MCI)と呼ぶ。数々の映画やテレビドラマ、舞台などで活躍してきた山本さんはMCIと診断された。また、これまでに白内障、緑内障、2度のがんも経験している。
医師である朝田さんにとって山本さんは「老い」を教えてくれる師であり、朝田さんが山本さんと「老いを生ききる」をテーマに話し合い、新刊では1年半にわたる全52回の対談の中から選び抜いた24の対談を収録する。
老いのあれこれを、明るく、知的に、時にユーモアを込めて語り尽くしており、役者としての生き様や、田中邦衛さん、森光子さんなどと親交を温めたエピソードを含め、一人暮らしを続けながら、食事のこと、病気のこと、トイレのことなど、対話の中から生まれた金言の数々を知ることができる。
(画像は
Amazon.co.jpより)

株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/