ひとり暮らしの高齢者を守る事業スタート【佐久市】

長野県佐久市は、ひとり暮らしの高齢者の自宅に緊急通報用の電話機などを設置し、その世帯から体調が急変した時などに消防署に救急要請があった場合、かかりつけの病院名や親族などの緊急連絡先といった情報を即座に救急隊員に提供できるシステムを稼働します。

これまで民生児童委員を通じて市が把握していた情報のうち、高齢者の同意が得られた分を消防署とオンラインでつないで、対象者が緊急ボタンを押すと委託先に通報が入ると協力員が様子を確認したり、緊急時には消防署に救急車の出動を要請します。

対象は65歳以上のひとり暮らしの方で、体調に不安がある方、申請は地区の民生児童委員を通じて行います。協力員として近所の方2名以上の登録をお願いしています。

長野県民生児童委員協議会によると、実際に事業として始める事例は聞いたことがなく、厚生労働省地域福祉課によると、全国的にもまだ珍しいということです。




長野県佐久市
http://www.city.saku.nagano.jp/cms/html/entry/224/212.html