小田原市が、7月1日から予防接種の費用を一部助成
小田原市が7月1日(月)から、高齢者の肺炎球菌予防接種の費用の一部を助成すると発表しました。
対象は市内在住の75歳以上の人で、過去5年以内に接種歴がないことが条件となっています。助成金額は4000円で、それを超える場合は自己負担となります。
高齢者の肺炎の多くの原因を占める肺炎球菌
肺炎球菌とは、肺炎、中耳炎、気管支炎などを起こす細菌のひとつで、高齢者の肺炎の原因の約半数が肺炎球菌によるものとされています。
また、肺炎は、がんや心臓病、脳卒中に続いて日本人の死亡原因となる病気で最近では、耐性菌をもつ肺炎球菌が増えており、感染してしまった場合、抗生物質などによる治療が難しいケースも多く報告されています。
肺炎球菌予防接種では、約90種類の型がある肺炎球菌のうち、23種類の型に対して免疫をつけることができ、肺炎球菌による感染症で重症化するのを防ぐ効果が期待できます。また、効果は1回の接種で5年間持続するとされています。
編集部 つつみ さえこ

「高齢者の肺炎予防に助成」小田原 タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/0607/2013/04/20/184863.html