微生物と酵素のスクリーニング、酵素精製、特徴解明、遺伝子工学などの研究室による
福島大学の杉森大助 准教授(共生システム理工学類)らの研究室は、微生物の1種である放線菌に含まれるリン脂質代謝に関与すると考えられる2種類の代謝酵素を、世界で初めて発見した。
これらの酵素は、動脈硬化症やアルツハイマー型認知症などの診断薬用酵素へ応用できる可能性があり、早期発見に結び付くことが期待されている。
杉森 准教授によると、
「このような世界初の発見は学生の多大な努力と高性能な装置をうまく組み合わせた結果の賜物である」
-日本ウォーターズ株式会社プレスリリース
としている。
2012年に18.4億ドルの売上を達成したウォーターズ
この発見は、ウォーターズの質量分析計を用いて行われた。同研究室では、精製酵素をRapiGest処理後にトリプシン消化してペプチド断片化、Xevo QTofを用いたデノボシーケンスにより多数のペプチド断片のアミノ酸配列を解析した。
このうち、プロバビリティーおよびラダースコアーが高い数種類のペプチド断片のアミノ酸配列を抽出、酵素遺伝子のクローニングに成功した。この成果は日本生物工学会、日本農芸化学会にておいて発表され、特許出願されている。
ウォーターズコーポレーションは、50年間、実用性の高い科学的新技術を提供することにより、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与、世界中のさまざまな分野の発展に貢献している。

日本ウォーターズ株式会社
http://www.waters.com/waters/home.htm?locale=ja_JP@Press/日本ウォーターズ株式会社プレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/34712