7割以上の人が夏場、何らかの体調の変化を感じている
トロミ調整食品などの介護対応食品を製造・販売する日清オイリオグループ株式会社が10日、「要介護者にみられる夏場の体調変化」に関する調査を実施、その結果を発表した。
調査では、要介護者の7割以上の人が「夏場に何らかの体調の変化がみられる」と答え、そのなかでも“ぼんやりとしていることが増えた”“食欲が落ちた”“便秘や下痢が増えた”といった回答が上位を占めた。
食欲不振による食生活の変化も
また、夏場の食生活にみられる変化としては、“食が進まず、食事量が減った”といった回答が半数近くを占め、次いで“歯ごたえのある食材を避けるようになった”“食事が偏りがちになった”など食欲不振による食生活の変化がみられた。
過去4年の調査に比べ、食欲不振への注意が低く
これに対して、介護に関わる家族が夏場の食事作りで工夫していることに関する質問には、“消化が良い料理を作る”“のどごしの良い料理を作る”といった回答が最も多く、次いで“さっぱりとした料理にする”“なるべく汁物が多い献立にする”など、熱中症や水分補給などの暑さ対策を意識した回答が目立った。
その一方で、“食欲不振に注意する”といった家族は過去4年の調査結果と比べて低い傾向にあることがわかった。
※調査結果は、60歳以上の要介護者を在宅介護している家族100人を対象に行われたインターネット調査をもとにしている(実施期間:2013年6月14日~17日)。
編集部 つつみ さえこ

「第5回在宅介護事情調査 夏場の介護、体調変化が招く低栄養に要注意」日清オイリオグループ株式会社
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/archive/2013/