要介護になる原因に男女の違い
長野県松本市が行った介護に関するアンケートの結果、男性は生活習慣病、女性は転倒や骨折が原因で要介護状態になる割合が高いことがわかりました。また健康な高齢者は介護予防を意識して生活している人が多く、規則的な生活などは介護予防にも効果的なようです。
生活習慣病や不慮の事故に気をつけて
アンケートは昨年12月~今年3月に高齢者8000人を対象に郵送で実施し、5995人が回答しました。中日新聞の報道によると、アンケートで要介護になった原因を尋ねたところ、男性では脳卒中(388人)、高齢による衰弱(300人)、アルツハイマー病などの認知症(204人)、心臓病(172人)の順で回答が多く、「生活習慣病(脳卒中・心臓病・糖尿病)」を挙げた人が34%に上りました。一方女性では高齢による衰弱(723人)、骨折・店頭(543人)、認知症(472人)、脳卒中(353人)といった回答が多く、骨折など不慮の事故がきっかけで要介護状態になることがあるとわかりました。
また要介護や要支援の認定を受けていない高齢者では、半数近くの41%が「意識して介護予防に取り組んでいる」と答え、具体的には「口の中を清潔にしている」「規則的な生活を心掛けている」「定期的に医師に診てもらっている」人が多くいました。中日新聞の報道によると、市高齢福祉課の担当者は
「アンケートを詳しく分析したのは今回が初めて。結果を施策に反映すると同時に、市民にも介護予防の参考にしてほしい」
と話しているそうです。

要介護状態の要因に生活習慣病 男性は34%(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/長野県松本市公式ホームページ
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/