認知症患者自身による講演
沖縄県名護市の名桜大学で11月3日、国際認知症啓発支援ネットワーク(DASNI)の創設者であり、自身も認知症を患っているクリスティーン・ブライデンさん(63)による講演「認知症とともに生きる」が行なわれました。
認知症に対する社会の偏見と誤解について語りました
沖縄タイムスの報道によると、講演会はNPOシルバー総合研究所(東京都港区)が主催し、450人が参加したそうです。クリスティーンさんは2001年、国際アルツハイマー病協会国際会議で認知症当事者として初めて講演を行なったほか、国際認知症啓発支援ネットワーク(DASNI)の創設者でもあります。
クリスティーンさんは、17年にも及ぶ自身の闘病経験を基に通訳を交えながら講演。沖縄タイムスの報道によると、萎縮が進む自分の脳の磁気共鳴画像装置(MRI)画像も公開し、
「集中力を保っていられるのは数時間で、ひどく疲れ一日何度も休憩が必要だ。しかし認知症の人がどれだけ苦闘しながら生きているかを、多くは気付かず横柄な態度をとっている」
など、認知症に対して社会の「常識」がいかに偏見と誤解に満ちているかを話したそうです。

認知症との闘い 当事者が名護で講演(沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-11-04_410692012年秋 認知症の人に学び ともにあゆむ in 東京・沖縄~クリスティーン・ブライデン来日講演~(NPOシルバー総合研究所)
http://silver-soken.com/seminar/sonota/index.html名桜大学
http://www.meio-u.ac.jp/