4分野5項目を重点分野に
厚生労働省と経済産業省は22日、「ロボット技術の介護利用における重点分野」を策定しました。それによると、(1)移乗介助(2)移動支援(3)排泄支援(4)認知症の方の見守りの4分野5項目を今後のロボット介護機器の開発・実用化に係る重点分野とし、利用者や介護現場等のニーズに応えるロボット介護機器の実用化に向けて取り組むそうです。
ロボット介護機器の実用化に向けて開発費を助成
重点分野に指定された5項目は介助者のパワーアシストを行なう装着型の機器と非装着型の機器、高齢者の外出サポートや荷物の運搬などを行なう歩行支援機器、ロボット技術で排泄物の処理を行なうトイレ、介護施設で認知症の方を見守るセンサーや外部通信機器を備えた機器のプラットフォームです。
これらの分野は潜在的な利用者が多いと考えられる分野であるかどうかや、ロボット技術の利用が合理的か、などの観点から定められたそうです。共同通信の報道によると、両省ではこうした「介護支援ロボット」の開発にかかった費用の一部は公費で助成するとしているそうです。

「ロボット技術の介護利用における重点分野」を策定しました(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002p8sl.html「ロボット技術の介護利用における重点分野」を策定しました(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2012/11/20121122005/政府、介護ロボット開発費を助成 移動や排せつ支援(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012112201001450.html