新しい「高齢者介護施設の感染対策マニュアル」
厚生労働省が「高齢者介護施設の感染対策マニュアル」を新たに取りまとめ14日、公表した。
公表されたマニュアルは、平成17年3月に作成された「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」をもとに、平成19年3月「特別養護老人ホームにおける感染対策ガイドライン」の内容を統合したもので、近年の感染症の動向などを踏まえて実際に現場で参考となるように具体化・明確化された内容となっている。
新たな感染症や職種ごとの対策などを追加
今回マニュアルに追加された内容は、高齢者介護施設で問題となる可能性がある「肺炎マイコプラズマ」「誤嚥性肺炎」などに関する個別の感染症の他、感染経路別予防措置策が新たに見直され記されている。
この他にも、感染症の感染拡大防止に関して職種ごとに行う対策や、HIV感染症などの慢性感染症患者などに対する正しい理解を促進する記述が追加されている。
編集部 つつみ さえこ

「「高齢者介護施設における感染対策マニュアル(平成25年3月)」の公表について」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/