日本損害保険協会が策定
一般社団法人日本損害保険協会は、高齢者に対するより適正な保険募集を確保するために「高齢者に対する保険募集のガイドライン」を策定した。
高齢者に対する適正な保険募集を行うための取り組み
同ガイドラインでは、「高齢者」を定義する際の目安を「70歳以上」としている。
顧客本人の意向を正確に把握するための確認作業や、わかりやすい言葉で繰り返し丁寧に行う説明、必要に応じた親族等の同席、代理人規定の活用といった、顧客の年齢や商品の特性に応じたきめ細やかな取り組みや、そのフォローアップ策を整理した。
また、社内規則などの整備や高齢者に対する適切な保険募集方法の実施、保険募集内容の記録・保存など、上記のような取り組みが適切に行われているかどうかを検証する必要性を明記している。
業界全体で高齢者対策を講じる
高齢者に対する保険募集については、今までも同協会が作成した「募集コンプライアンスガイド」に則り、損害保険各社が適正な保険募集を行ってきた。
同協会では、今後さらに業界ベースで総合的に高齢者対策を講じる必要があるとし、同ガイドラインを策定した。今後も、顧客の理解力・判断力に応じた適正かつきめ細やかな取り組みを行っていきたいとしている。

日本損害保険協会
http://www.sonpo.or.jp/news/release/