生活保護受給者が、過去最多の160万3093世帯に上る
厚生労働省が先ごろ公表した被保護者調査で、生活保護を受けている世帯は全国で160万3093世帯(2014年5月時点)となり、前月から2852世帯増え過去最多となったと発表しました。
世帯別では、高齢者世帯が最も多い約5割を占める
この数を世帯別(保護停止の世帯を除く)で分けると、高齢者世帯75万1363世帯と全体の約5割を占めており、さらにその数は前月に比べて2000世帯近く増えており、母子世帯や傷病世帯、その他の世帯などに比べて増加率が高い傾向でした。
「介護扶助」人員の数も増加傾向に!
また、扶助の種類別扶助人員総数は602万3394人に上り、そのうち、「生活扶助」が192万9123人で最も多く、次いで「住宅扶助」が183万4650人、「医療扶助」が175万2115人でした。
そのうち、「介護扶助」は30万1648人と比較的少なかったのですが、その数は前月に比べて約2000人増となっており、扶助の種類別で最も多い増加率となっています。
編集部 つつみ さえこ

「被保護者調査【平成24年度より被保護者全国一斉調査と福祉行政報告例(生活保護部分)を統合】」厚生労働省※PDF
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hihogosya/m2014/dl/