金沢市でフィールドトライアルを実施
NTTコミュニケーションズ株式会社は、離れて暮らす家族の生活を見守るサービス「おげんきりずむ(仮称)」のフィールドトライアルを2015年8月より開始した。
NTT研究所の技術を応用
同サービスは、NTTネットワーク基盤技術研究所が開発した行動活性度判定技術を活用。
これは、電力の利用状況から居住者の活動状況を判断できるというもので、1人暮らしの高齢者世帯などの分電盤に設置したセンサーにより生活リズムを確認する。
サービスの内容
生活リズムは「睡眠時間」「外出時間」「在宅活動時間」の3種類に判定され、その結果はスマートフォンアプリに送信される。
3つの時間は過去と比較することもでき、長時間電力の使用に変化がない場合には「心配メッセージ」として通知される。
同サービスを利用することで、家族はスマートフォンのアプリだけで簡単かつ安価に見守ることができる。また、見守られる側の操作も不要でカメラや身につける機器などもなく、煩わしさを感じないのが特長だ。
トライアルについて
同社は今回、石川県金沢市の医療法人社団博友会金沢西病院と連携し、同サービスのフィールドトライアルを実施。
実施期間は2015年8月から2016年2月までで、同病院から紹介を受けた金沢市内の世帯を対象に行われるとのことだ。
今後の展開
今後は、自治体や病院、介護事業者などとも連携したサービスの販売体制を構築。
将来的には、AI(人工知能)を利用した精度の向上や、バイタルデータなどを使用したより幅広いサービスの提供を検討していくとしている。
(画像はニュースリリースより)

NTTコミュニケーションズ株式会社のニュースリリース
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/