有料老人ホームで腸管出血性大腸菌感染症が発生
先ごろ、高崎市内の高齢施設で腸管出血性大腸菌感染症O157による死亡者が発生しました。
これを受けて群馬県は、腸管出血性大腸菌感染症に関する注意を呼びかけています。
腸管出血性大腸菌とは?
腸管出血性大腸菌は、主に口から体中に入り起こる胃腸の病気で、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児などが感染すると重症化する恐れがります。
潜伏期間は、3日から9日で、主な症状に発熱・下痢・腹痛・血便などがあります。
うつさない、うつらない予防対策を徹底しよう
腸管出血性大腸菌の予防対策としては、手洗いの徹底をはじめ、生野菜や食肉などの調理には“よく洗う”“しっかり加熱する”などの注意が必要です。また、焼き肉などで生肉を扱う場合は、食事用の箸と使い分けることが大切です。
この他にも調理器具は、使用のたびに洗浄と消毒を十分に行うことが予防対策になります。
下痢や腹痛などの症状がある場合は、早めの受診を
また、万が一、下痢や腹痛などの症状が現れた場合は、早めに医療機関で受診することが先決です。
さらに二次感染予防として、手洗いの徹底はもちろん、症状のある人の下着などは塩素系漂白剤などで消毒して他の人のものとわけて洗濯しましょう。
編集部 つつみ さえこ

「腸管出血性大腸菌感染症の流行について(保健予防課)」群馬県
http://www.pref.gunma.jp/houdou/d3000067.html