「高齢者の住まいにおける室内温度と活動量調査」
高齢者の身体活動の実態と、住宅の温熱環境との関連性に着目し、積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関・株式会社住環境研究所(以下、住環境研究所)が27日、独立行政法人国立長寿医療研究センターと共同で「高齢者の住まいにおける室内温度と活動量調査」を実施、その結果を発表した。
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室内環境によって、身体活動量に差がみられた
調査は、冬場、リビングなど主要な部屋だけに暖房を使っている部分暖房群と、各部屋間の温度差が少ないフロアー暖房群のグループに分け、各部屋の平均温度を測定した。
さらに、セキスイハイムに居住する平均年齢70歳以上の男性38名を対象に、部分暖房群20名、フロアー暖房群18名に分けて、2013年1月から2月までの期間で、それぞれの身体活動量を測定、比較した。
その結果、部分暖房群に比べてフロアー暖房群が、1日の身体活動量が多く、平均活動時間が長いことがわかった。
今回の調査で、住環境研究所は、温度差の少ない室内環境づくりは、健康維持の観点からも高齢者にとって有効であるとまとめている。
編集部 つつみ さえこ

「温度差の少ない室内環境で高齢者の身体活動量が多いことを確認」株式会社住環境研究所※PDF
http://www.jkk-info.jp/files/topics/42_ext_05_0.pdf