微細な認知機能の状態を指数値で評価
株式会社ミレニアは、2021年4月20日、同社の簡易認知機能スケール『あたまの健康チェック』の本格運用が、鹿児島県出水市にて開始されたと発表した。
『あたまの健康チェック』は、被検者の微細な認知機能の状態を0~100の指数値で経時評価するスケール。出水市は、コロナ禍による高齢市民のADLや認知機能低下などに対応すべく、今回の運用を開始している。
対象年齢は30歳~99歳、リモート運用も可能
『あたまの健康チェック』は、健常~MCI群における認知機能の定量的経時評価が可能なスケール。対象年齢は30歳~99歳までと設定されており、現状では認知機能低下の訴えのない人も評価を受けることができる。対面実施が不要であり、電話・ビデオ通話によるリモート運用が可能な点も、大きな特徴となっている。
同スケールは、国が実施する認知症予防事業において、既に公式認知機能検査に選択されている。また、全国の脳ドック学会認定施設やその他の健診施設においても、採用が拡大。地方自治体や大学・研究機関、トラック協会といった業界団体や食品メーカーでも、導入が進んでいる。
長期自粛に伴うADLや認知機能低下の抑制を図る
出水市は、今般のコロナ禍による長期自粛生活が、同市に居住する高齢市民の社会活動に影響を与えていることを懸念。社会活動の低下に伴うADLや認知機能低下の抑制を図るべく、効果を確認しながら認知症予防活動に取り組める『あたまの健康チェック』の運用開始に至った。
同市は『あたまの健康チェック』の運用により、認知症予防事業を活性化させると共に、運用を通じて得られるデータを活用して認知機能レベルの分布実情把握にも取り組むとしている。
(画像はプレスリリースより)

あたまの健康チェック - 株式会社ミレニア
https://www.millennia-corporation.jp/ninchi/出水市 介護予防普及啓発事業で ミレニアの『あたまの健康チェック』を活用 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd