呼称変更を発表!
障害福祉サービス事業、地域生活支援事業などを担う株式会社土屋は、ホームケア土屋を運営している。
同社は2011年1月13日、このホームケア土屋における介護現場にて、サービスを提供するスタッフに対しては「アテンダント」、そしてそのサービスの利用者に対しては「クライアント」という呼称へ、従来の呼称から変更を行うと発表した。
呼称にこだわる理由について
同社の解釈によると、直訳すると本来「付添人」を意味する「アテンダント」という呼称については、「雇用関係による介護者」といった意味合いをカタカナにすることで、中性的なイメージを図るという解釈だ。
一方で、上下関係を含まない「依頼者」を意味する「クライアント」の呼称については、従来使用していたとする『ご利用者様』のような間違った敬語表現に対しての是正策であるととらえている。
良好な人間関係を求めて!
ケア業務の現場を覗いてみると、特に長時間を要する重度訪問介護を伴うような介護のケア現場に於いて、「アテンダント」と「クライアント」の両者間には、お互いの人間関係が良好であることが求められるといった通説があるという。
そして両者の関係が上手くいかなくなると、お互いの生活さえも成り立たなくなる恐れもあるとのこと。
こうした現状をふまえ同社は、ケアサービスの利用者と提供者の間に「上下関係」が存在するともとらえられるような、呼称による「錯覚」を防ぐ為にも、「アテンダント」と「クライアント」といったカタカナによる呼称に変更。
そして、呼称を変更することによりイメージの変化へとつなげ、「クライアント」と「アテンダント」双方の意識を変えたいとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社土屋の挑戦!「言葉は社会を変える」:プレスリリース(アットプレスより)
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