ボランティアと介護施設をマッチング「スケッター」
株式会社プラスロボは1月20日、埼玉県川口市と協定を締結した「スケッター」について、利用者の声を紹介した。
「スケッター」は、地域住民で福祉を支える互助インフラ構築を目的とした有償ボランティアのマッチングプラットフォームである。未経験者や資格のない人でも、身体介助以外の業務で介護施設を支援できるのが特徴だ。
川口市では「スケッター」を通じた人材不足の解消と高齢者の社会参加促進を目指し、2024年7月から大規模な周知活動を開始している。
周知開始から半年間で、市内の介護施設に500件近い応募があり、全てのトライアル施設でマッチングが成立した。
登録者の78%が介護に関する就業経験のない「未経験者層」であり、新たな介護人材の拡充につながっている。
また、応募者の約半数が60代以上となっており、高齢者の社会参加促進に貢献していることも明らかになった。
利用者の満足度の向上や人材不足解消など施設から高評価
参加事業所からは「利用者のQOLに貢献し満足度が向上した」「職員採用につながった」「人手不足感が解消した」などの評価が寄せられている。
さらに「予想以上に応募があった」「多様なスキルを持つ地域人材の獲得」「口コミによる現場の魅力発信」「介護現場に興味のある層の可視化」など、採用活動や広報面でもポジティブな効果が確認された。
業務負担軽減にも効果を上げており、参加事業所の約7割が「スケッターが来ている日は職員の業務負担が軽減された」と回答している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社プラスロボのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000046505.htmlスケッター
https://www.sketter.jp/