介護職員の業務負担軽減や精神健康状態の改善にも寄与
ヴイストン株式会社(以下、ヴイストン)は、認知症高齢者のQOL向上を目指して開発されたヒーリングデバイス『かまって「ひろちゃん」』の無償レンタルを全国展開すると、1月21日に発表した。
『かまって「ひろちゃん」』は、赤ちゃんをあやす行為を通じて癒やし効果を提供する新しいデバイスだ。本物の赤ちゃんのように声を発して表現し、ユーザーが「だっこ」や「たかいたかい」をして関わりを楽しむことで、BPSD(認知症に伴う行動・心理症状)の軽減につなげる。
また、最新の研究においては、介護職員の業務負担軽減や精神健康状態の改善に寄与することも分かっている。
ヴイストンは、これまで大阪府内の施設に限って同デバイスの無償レンタルを実施してきたが、この取り組みが引き続き好評であるため今回、募集対象を日本全国へと拡大することを決定した。
清潔に保ち複数の利用者で共有できるように丸洗いが可能
『かまって「ひろちゃん」』は丸洗いが可能で、清潔に保ち複数の利用者で共有できることも特徴の1つ。
各ユーザーが自身のイメージする“赤ちゃん”を投影し、感情移入しやすいように顔がないデザインになっているが、「顔があった方が望ましい」という要望にも対応するため、後付けの顔カバーも用意されている。
無償レンタルの期間は6か月間で、その後は有償プランで継続利用が可能。1台あたり月額税別200円で、1年契約(12か月契約)、1年ごとの自動更新となる。
(画像はプレスリリースより)

ヴイストン株式会社 プレスリリース
https://www.vstone.co.jp/news/pdf/press250121.pdf