認知症介護が始まったら読みたい1冊
東京都調布市にある榎本内科クリニック院長の榎本睦郎(えのもとむつお)氏による新刊『認知症の親が満足する最高の介護術』が永岡書店より発売された。B6判、192ページ、定価は1,430円(税込)となっている。
同氏は日本内科学会総合内科専門医で、日本認知症学会認知症専門医、日本老年学会専門医であり、これまでの著作には『老いた親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』『認知症の親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』などがある。
認知症当事者も家族もお互いがラクになる
榎本睦郎氏が院長を務めるクリニックの患者の7割が認知症患者で、認知症や慢性疾患の高齢者医療を特色とする。認知症の親を介護することになった時、不安を抱えてしまうものだが、認知症の正しい知識と介護のコツさえ知っておけば「認知症の進行を防ぐ、遅らせる」ことは可能だという。
新刊では、まず「あなたの知らない認知症の世界をのぞいてみよう」と題し、認知症患者に見られる数々の不思議な言動の根本原因を解説。病的物忘れ、感覚の鈍化、タイムトリップ、気候の変動の原因を解説しながら、不思議な言動が起こる理由と接し方のコツを紹介する。
「認知症が進行する人・しない人の4つの分かれ道」では、迷いがちな4つの分かれ道を紹介し、正しい選択をするための最新情報とアドバイスを掲載。続いて「認知症を進行させないサポート&ケア」のページでは、介護する人もされる人も、気持ちがラクになる介護の工夫やアイデアが解説されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

認知症の親が満足する最高の介護術 - 児童書、生活実用書の永岡書店
https://www.nagaokashoten.co.jp/book/9784522441664/