高齢者と直接接点を持つ民間社と自治体が連携
株式会社あいらいふは、2025年2月5日、東京都武蔵野市との間で高齢者の健康増進に関する連携協定を締結したと発表した。
同社は、老人ホーム紹介事業などを手がける企業。今回の協定では、高齢者と直接接点を持つ民間の施設紹介会社と自治体が連携することで、保険外サービスを含む地域資源情報を住民へ効果的に届けるモデルの実証が行われる。
保険外サービスなどの広報を提供
近年、高齢者の生活支援/介護に関するニーズは多様化が進み、従来の公的介護サービスでは完全な対応が難しくなってきた。保険外サービスや地域の民間資源の活用が期待されており、経済産業省も「令和6年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業」を推進。同社と武蔵野市の協定も、同事業を通じて提携に至った。
この協定により両者は今後、認知症の普及/啓発や高齢者の介護予防、健康増進について提携。「相談窓口における保険外サービス等の情報提供」のモデル実証を実施し、住みかえを検討中の層や日常生活で支援が必要な層などに向けて保険外サービスなどの広報を提供する。
より多角的で効果的なサービスの提供を
両者の協定は、2024年12月に締結された。実施期間は2024年12月20日から2025年3月31日までであり、提携内では個人情報などに配慮した形での相談内容や紹介情報の共有なども行われる。
地域包括ケアシステムの推進では、自治体と民間企業の連携が重要となる。この協定を通じて同社は、武蔵野市と協力してより多角的で効果的なサービスの提供を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

武蔵野市とあいらいふ、相互連携により高齢者の健康増進に関する課題に対応 - 株式会社あいらいふ
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