犬ととりくむリハビリ!「おとなの学校岡山校」の挑戦
社会医療法人清風會は2月21日、同法人が運営する介護老人保健施設「おとなの学校岡山校」において、ドッグセラピストとリハビリスタッフが協働し、セラピードッグを取り入れたリハビリプログラムを実施していると発表した。
「おとなの学校岡山校」は、高齢者の生きがいづくりを目的としたユニークな介護プログラムを提供する介護老人保健施設である。学校の授業形式を取り入れた「学び」の場を提供し、利用者の知的好奇心を刺激しながら心身の健康維持を支援している。
また、セラピードッグを取り入れたリハビリプログラムは、動物による癒しを提供するだけでなく、利用者のモチベーション向上や身体機能の改善も同時に目指す全国的にも珍しい取り組みだ。
癒やしながら機能回復を目指す新たな形のリハビリ
同施設で展開されているリハビリプログラムは、リハビリスタッフとドッグセラピストが緊密に連携し、利用者一人ひとりの身体状況に合わせて設計されている。
セラピードッグが介入することで、リハビリが単なるトレーニングではなく、利用者の心を癒しながら機能回復を目指す温かな時間へと変わる。
リハビリプログラムは、利用者の身体状況やセラピードッグとの相性を考慮し、さまざま形で提供されている。
例えば、投げたボールをセラピードッグが取りにいく「ボール投げ」では、肩関節の柔軟性を向上させ、座位や立位姿勢のバランス能力向上を目指す。
また、「待て」や「お座り」などの指示出しは、発声練習に最適だ。立った姿勢で指示出しを行うことにより、姿勢維持のためのリハビリにもつながる。
今後は、施設内プログラムにとどまらず、地域イベントへの参加や出張ドッグセラピーの提供も予定しているという。
(画像はプレスリリースより)

社会医療法人清風會のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000025122.html介護老人保健施設 おとなの学校 岡山校
https://smc-seifukai.or.jp/school/