爪白癬治療の大切さを伝える活動を実施
佐藤製薬は11月10日、インターネットインフィニティーとの共同事業として、爪白癬を治療することの重要性を伝える啓発活動を行ったと発表した。
全国約3万8,000件の居宅介護支援事業所、約5,100件の地域包括支援センター、約5,400件の通所介護事業所を対象に資料を送付し、在宅介護における爪白癬治療の重要性を広く訴えた。
高齢者の転倒リスクを増加させる爪白癬
爪白癬は、爪の変色や変形を引き起こす感染症で、放置すると爪がボロボロになったり、分厚くなったりする。
これにより靴が履きにくくなったり、歩行時に痛みを感じたりして身体のバランスを崩しやすく、
転倒による骨折・入院につながる可能性がある。
これらの症状は、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の低下につながるため、要支援や要介護の高齢者にとっては大きな問題となる。
しかし、爪白癬の症状を「年のせい」や「加齢による変化」と判断する高齢者が多く、感染症であることや転倒につながる要因であることは、あまり知られていない。
一方、介護職においては、在宅で支援や介護を受ける高齢者の自立支援という職務を果たすために、転倒予防やADL、QOL維持に関するサポートを業務として行っている。
爪白癬が感染症であることを知る人は多いが、転倒につながる要因であることや、爪白癬の治療が転倒予防対策になり得ることまで認識している人は少ないようだ。
そこで今回、介護職や高齢者に対して、
爪白癬の治療が転倒予防につながること、適切な治療には医師の診断が必要であることを紹介するチラシやリーフレット、ポスターが配布された。
インターネットインフィニティーと佐藤製薬は、
今後、要支援/要介護高齢者の転倒予防の一環として爪白癬の治療が進み、爪白癬が及ぼす悪影響(転倒・骨折など)で苦しむ患者さんを一人でも減らせるよう、関連する情報の提供活動に努めてまいります
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
佐藤製薬株式会社のプレスリリース
https://www.sato-seiyaku.co.jp/newsrelease/2023/231110_2/