高齢者が使用しやすい形で設計
TOPPAN株式会社は、2024年9月13日、スマートフォンアプリ『高齢者ICT支援アプリ』の提供を開始した。
このアプリは、自治体などが発信する高齢者向け情報を一元管理できるというもの。高齢者が使用しやすい形でインターフェースなどが設計され、自治体が抜け漏れなく情報を届けるための閲覧履歴確認機能なども備えている。
自治体からの情報伝達の抜け漏れを防ぐ
昨今、急速な高齢化によって支援側の人手不足が顕著となり、対策として見守りや情報の受発信などでICTの活用が推進されるようになった。しかし、最も普及したデバイスであるスマートフォンについても、高齢者はその活用は課題が多い。自治体などが抜け漏れなく情報を届けるためには、高齢者に特化したユーザビリティを持つアプリが必要とされていた。
『高齢者ICT支援アプリ』は、こうした状況に対応すべく開発された。同アプリは、大きな文字表示をはじめ高齢者に合わせたインターフェースを備え、QRコードを用いたログインにより文字入力の手間も解消。発信情報の閲覧履歴によって自治体からの情報伝達の抜け漏れを防ぎ、また「通いの場」運営者が高齢者に向けて直接情報発信することもできる。
2028年までに100自治体以上への採用を目指す
同アプリは、自治体が情報発信と閲覧履歴の確認ができる「自治体用管理画面」と、「通いの場」の運営者向けの「運営者アプリ」、そして高齢者が利用する「利用者アプリ」で構成。本提供に先立ち、北海道中川郡池田町エリアの池田町社会福祉協議会にて各種データ取得を目的とする活用が開始されている。
同社は同アプリについて、2028年までに100自治体以上への採用を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
自治体による高齢者への情報発信をサポートする『高齢者ICT支援アプリ』提供開始 - TOPPAN株式会社
https://www.holdings.toppan.com/