ツクイ、ケアラー向けに「ケアラータイプ診断」を公開
株式会社ツクイは12月5日、「ケアラータイプ診断」をリリースした。
現在介護をしている、または将来介護をする可能性のある人を対象としたもので、介護に対する自分の価値観などがわかる診断ツールである。
「ケアラータイプ診断」の概要
「ケアラータイプ診断」は、ツクイが独自調査を行った「介護に関する意識調査」の分析結果をもとに、ケアラーの価値観を大きく6つのタイプに分類する診断ツールである。
スマートフォンやパソコンなどで所要時間2分ほどの簡単な質問に答えるだけで、家族などの介護が必要となったときに、自分がどういうことで悩むのかをシミュレーションできるのが特長だ。
ケアラーだけでなく、まだ実際には介護をしていない「ケアラー予備軍」も気軽に利用することができ、自分自身も気づいていなかった「介護に対する自分の価値観」を知ることができる。
自身の価値観を理解することで、より適切な介護サービスの選択や、介護との向き合い方を考えるきっかけを提供することを目的としている。
多様な価値観に対応する介護の必要性
「介護に関する意識調査」の結果、一口に「ケアラー」といっても、介護に対する考え方は人それぞれで、また時代の変遷とともに新たな価値観も生まれていることがわかった。
たとえば「親の介護は子どもがすべきだと思うか」という質問に対する回答は、「そう思う」が7.4%、「ややそう思う」が28.4%、「あまりそう思わない」が39.7%、「そう思わない」が24.5%となっており、「親の介護は子どもがすべきだ」と考えている人はケアラーの中でも少数派であることがわかる。
多様な価値観が尊重される現代において、介護に対する考え方や価値観も多様化しているという認識が重要だ。
また、いざというときにはプロに任せるなど、介護の方法にもさまざまな選択肢があることも知っておきたい。
「ケアラータイプ診断」は、これらのことを知ってもらうきっかけの一つとしてツクイがリリースした診断ツールである。同社ウェブサイトから無料で利用できる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ツクイのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000049667.htmlケアラータイプ診断
https://www.tsukui.net/info/cluster_survey/