心理面で困ること1位は「拒否的な態度への対応」
日本インストラクター技術協会が11月21日から11月26日にかけて、高齢者に関わる福祉に従事している全国20代から60代の男女108人を対象に、「福祉従事者が考える心理的サポートの必要性」に関する実態調査を実施。その結果を12月10日に発表した。
同調査で『現場での利用者との関わりにおいて、心理面で困ることはありますか(複数回答可)』と質問したところ、「拒否的な態度への対応」が最も多く53人。
「気分の波が激しい方への対応」と「怒りを表に出しやすい方への対応」が同数の48人、「過度な要求への対応」が41人などと続いた。
最も必要な知識・スキルは「心理変化の理解」
『福祉の現場で特に必要だと感じる知識・スキルは何ですか(複数回答可)』と質問したところ、「高齢者特有の心理変化の理解」が53人で最多。次いで「心理的安定を促す環境づくり」が52人、「わかりやすい説明の仕方」が43人などといった結果が得られている。
また、『利用者から受ける相談(心理面)で多いものは何ですか(複数回答可)』と聞くと、「体調の変化への不安」が最も多く55人。「身体機能の低下への不安」が51人、「帰宅できないことへの不安」が46人などと続いた。
『利用者の家族から受ける相談(心理面)で多いものは何ですか(複数回答可)』と質問すると、「介護疲れ・疲労感」が59人で最多。「介護に関する家族間の意見調整」が36人、「利用者との要望の違い」が32人などとなった。
(画像はプレスリリースより)
日本インストラクター技術協会
https://www.jpinstructor.org/日本インストラクター技術協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000073179.html