信頼関係を維持・取り戻す最適な接し方
8月3日、認知症当事者への接し方を解説している新刊『「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント』が翔泳社の「はじめての在宅介護シリーズ」として発売された。
著者は東北福祉大学総合福祉学部准教授で博士(教育情報学)、認知症介護研究・研修仙台センター研修部長、日本認知症ケア学会理事、日本高齢者虐待防止学会理事の矢吹知之氏である。B5変判、144ページ、定価は1,650円(税込)となっている。
本やインターネットの情報で上手くいかなかった人に
認知症の家族を介護していると、同じことを何度も質問されて困ってしまったり、用意した食事を食べてくれなかったりすることがある。また、物を盗まれたとの主張を繰り返すケースもある。これらの認知症における「困った行動」には当事者の不安や不信感などの感情も関係しているという。
食事を食べてくれない場合、それは食事の色や形が正しく認識できていないからかもしれない。あるいは、箸の使い方がわからなくなってしまっていて、それを指摘されて恥ずかしい思いをしたくないのかもしれない。
同じように見える「困った行動」でも、その原因や対処法は一人ひとり異なる。新刊では、「困った行動」を場面ごとに紹介し、その原因や一人ひとりの感情を理解、その人に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説する。
(画像は
Amazon.co.jpより)

「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)(矢吹 知之) - 翔泳社の本
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798176161