認知症専門医の遠藤英俊氏監修
認知症の人が認識している世界や、困った言動への対応策などを紹介している新刊『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界2』が文響社から発売された。A5判、184ページ、定価は1,595円である。
著者は理学療法士で、熊本県認知症予防プログラム開発者でもある川畑智氏。認知症専門医、聖路加国際大学臨床教授、名城大学特任教授、いのくちファミリークリニック院長の遠藤英俊氏が監修を務め、浅田アーサー氏がマンガを担当している。
なお、文響社は既刊の『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界』を発売しており、その第2弾となる新刊では、コロナ禍が認知症の人に与えた影響なども掲載されている。
コロナ禍で高齢者の認知機能低下リスクは2.7倍に
コロナ禍では人と人との交流が少なくなり、特に重症化リスクが高い高齢者には、より厳しい感染対策が求められ、社会的に孤立しやすくなってしまった。
国立長寿医療研究センターや星城大学などの研究チームは、社会的に孤立した高齢者では、認知機能が低下する確率が2.7倍に高まったと発表。その影響からか、徘徊や不穏などの症状が悪化してしまうケースが多数報告されているという。
認知症の人への適切な寄り添い方
超高齢化社会となった日本では、認知症患者が増え続けている。認知症の人とのコミュニケーションは社会全体の課題であり、多くの人にとって重大な関心事である。
新刊では、認知症の人が認識している世界と、その家族や介護者が認識している世界との違いをマンガで解説する。認知症の人の困った言動への具体的な対応策、認知症の人への適切な寄り添い方などが紹介されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界2 - 文響社 - Bunkyosha
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