認知症「介護現場」の事件簿
認知症を原因とする介護現場でのトラブルを紹介し、認知症の知識、対処法などについて解説している新刊『施設長たいへんです、すぐ来てください! 認知症「介護現場」の事件簿』が飛鳥出版から発売された。
著者は元大阪府議会議員で、税理士、行政書士、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャーとして福祉介護の最前線で活動する柴谷匡哉(しばたにまさや)氏である。四六判並製、240ページ、定価は1500円(税込)となっている。
基礎知識・対処法・予防法まで
特別養護老人ホームを運営する柴谷匡哉氏の元では、毎日のように「事件」が発生しているという。入居者が突然、施設を出たまま帰ってこない、部屋に持って帰ったおせちが消えた、入居者が大切にしている物がなくなったなどの対処に追われることになる。
これらの事件が起きる原因は認知症。認知症では、認知症そのものの症状や、周辺症状により、徘徊、食べたことを忘れて過食、物盗られ妄想などか起きる。65歳以上の6人に1人は認知症だとされ、認知症とはどういう疾患なのか、どう対処すべきかなどについて、全ての人が知っておくべきなのである。
新刊では、5000人の認知症の人と接してきた著者が、高齢者施設で起きるさまざまな「事件」を紹介。認知症について「どういうものかわかる」「対処法がわかる」「そうならない方法がわかる」内容となっている。
(画像はプレスリリースより)
施設長たいへんです、すぐ来てください! - 株式会社 飛鳥新社
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