介護を受けながら自宅で過ごす高齢者は年々増加傾向
ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(以下、ネスレ ヘルスサイエンス)は、要介護度3~5を持つ家族と同居し在宅介護を行う40~79歳の男女合計500名を対象として「在宅介護に関する調査」を2月に実施した結果を発表した。
家族を在宅介護する上での不安1位は「食事関連」
ネスレ ヘルスサイエンスの調査によると、 在宅介護者の85%が「不安」を抱えておりその要因の1位は「食事介助(47%)」、2位「トイレ介助(35%)」、3位「睡眠時の安静状態/見守り(33%)」「移動・歩行介助(33%)」と続く。
また、要介護者の食事について尋ねたところ、1位「事故なく、安全に食べてほしい(66%)」、2位「おいしく食べてほしい(57%)」、3位「食事を楽しんでほしい(46%)」と続き、要介護者に安全に食事をしてほしいと望んでいる様子がうかがえた。
在宅介護の“1回当たりにかけている平均的な時間”は、1位「歩行介助・外出介助(55.9分)」、2位「食事介助(36.9分)」、3位「要介護者の衣類の洗濯(35.2分)」で、“1週間に8回以上”と頻度が多いのは「食事介助(43%)」「排泄介助(43%)」が上位を占めた。
一方、“要介護者の食事の栄養計算”については「していない(47%)」が約半数を占め、 在宅介護者の57%が食事の外部サービス・製品を利用していることが判明した。
今回の調査では在宅介護に不安を感じながらも安全に配慮しつつ在宅介護を行い、負担軽減のために外部の介護サービス・製品などを活用していることがわかった。ネスレ ヘルスサイエンスではこれらの結果を踏まえ今後も要介護者、介護者双方のQOL向上に努めていく考えである。
(画像はプレスリリースより)

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