介護に対する不安ランキングを発表
株式会社AlbaLinkは3月10日、「将来の介護に対する不安ランキング」を発表した。
30代以上の男女500人を対象に「将来の介護に関する意識調査」を実施し、その結果をランキング化したもの。
介護に備えている人、50代でも3割未満
「家族や自分の介護に備えているか」について、「十分備えている」「ある程度備えている」と回答した人は合わせて18.4%だった。
50代以上では27.5%と割合が高く、年齢を重ねるにつれ準備する人が増える傾向が見られた。
最大の不安は「介護にかかる費用」
将来の介護に関する不安の1位は「介護にかかる費用(58.8%)」で、突出して多かった。2位は「仕事との両立(14.0%)」だった。
仕事をしながら、あるいは遠方からの介護だと、仕事や生活に大きな影響が出ると予想される。仕事に影響が出ると収入減につながり、金銭的な不安がさらに強まると考えられる。
また、「介護スキルがない(9.8%)」「体力がない(6.8%)」「精神的負担が大きい(4.8%)」「家がバリアフリーでない(4.6%)」といった回答から、在宅介護を想定している人が多いことも明らかになった。
介護について知りたい情報は「費用」が最多
「介護について知りたい情報」の1位は「介護にかかる費用(49.2%)」だった。2位は「利用できるサービス(30.4%)」、3位は「介護保険制度の詳細(16.2%)」、4位は「介護施設の選び方(13.4%)」が続いた。
費用面の不安が大きいため、具体的な金額や助成制度について知りたいと考える人が多いようだ。また、介護保険制度の詳細や手続きに関する情報への関心も高かった。
「介護を受ける本人の意向がわからない」との声もあり、これも「わからないこと」への不安といえる。
早めの準備と情報収集が鍵
利用できる介護サービスや費用感を把握しておけば、「自分で介護できないときは◯◯サービスを使おう」「介護に備えて◯◯円くらい準備したい。親に貯金や年金の額を聞いておこう」といった心構えができるのではないか。
同社は
介護保険制度や近隣の介護施設の情報を調べるとともに、介護について家族と話し合うことでも、不安は軽くなるのではないでしょうか。身寄りがなくて不安な人は、成年後見人制度などについて調べておくのもおすすめです
(プレスリリースより)
とアドバイスしている。
(画像はプレスリリースより)

【将来の介護に対する不安ランキング】男女500人アンケート調査
https://wakearipro.com/anxiety-about-nursing-care/株式会社AlbaLinkのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000055654.html