全国の介護・看護職従事者189名が回答
シックスワン株式会社は、同社運営サイト『ケアワークス』にて介護職従事者を対象とする実態調査を実施し、その結果概要を2025年3月6日に発表した。
『ケアワークス』は、介護職に特化した求人情報を35万件以上掲載している求人サイト。今回の調査は、介護業界の現状を把握すべく同年2月に実施され、全国の介護・看護職従事者189名より有効回答を得ている。
不満で最も多かったのは「給与の低さ」
調査ではまず、介護職に感じるやりがいの有無を質問している。結果、「ある」「まあまあある」を合計すると全体の64.5%がやりがいを感じていることが判明した。やりがいを感じるタイミングとしては、「利用者の感謝や笑顔を感じた時」「健康や生活の質を支えられた時」「チームワークを発揮できた時」といった回答が寄せられている。
介護職への不満については、「ある」「まあまあある」の合計が56.6%に到達。不満を感じる主な理由で最も多かったのは「給与の低さ」であり、次点の「人手不足」に倍以上の差をつけた。他の理由としては、「労働時間が長い」「職場の人間関係」「業務内容が過重」「キャリアアップの機会が少ない」といった声が並ぶ。
最も多かった要望は「給与の引き上げ」
調査では、国・行政への要望も訊いている。結果、最も多かった要望は「給与の引き上げ」であり、「仕事の内容に報酬が見合っていない」「負担が大きいのに給料が低い」といった意見が目立つ結果となった。次点には、「人手不足の解消」「労働環境の改善」といった要望が続いている。
(画像はプレスリリースより)

ケアワークス、介護職従事者を対象とした実態調査を実施 - シックスワン株式会社
https://care-works.info/news/Z8UGpBEAAC4AP9H4