介護現場と地域の人々をつなぎ、人材確保を目指す
株式会社プラスロボは、熊本県熊本市と介護人材確保に関する連携協定を3月5日に締結したと発表した。
同社は、福祉・介護施設と地域の人々をつなぎ、支援活動を促進するマッチングプラットフォーム「スケッター」を運営している。
「スケッター」を通じて、多様な地域人材(未経験者層)が福祉に関わる機会を提供し、介護人材の裾野拡大や新たな互助インフラの構築を目指す。
政令指定都市との連携は、北九州市、仙台市、川崎市に続き4例目。現在、全国で15以上の自治体がスケッターと協力し、地域の福祉課題解決に取り組んでいる。
「スケッター」とは?未経験者でも参加できる福祉支援
「スケッター」は、地域住民が福祉を支えるための仕組みづくり(地域共生社会の構築)を目的に、2019年に誕生した「すきま時間のお手伝い」プラットフォーム。介護事業所などで支援活動を行う人材を橋渡ししている。
最大の特徴は、未経験者や資格のない人でも、自分のできる範囲(身体介助以外)で福祉に関われる点にある。
登録者のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種出身者。10代の学生から60~80代のアクティブシニアまで幅広い世代が活躍しており、「介護や福祉に関心はあるが、関わるきっかけや手段がなかった」層を惹きつけている。
今回の協定を通じて熊本市は、市内の介護事業所にスケッターのトライアル利用を促進していく。また、市民に向けたスケッターの活動(介護事業所での有償ボランティア)の認知拡大にも力を入れる。トライアルの開始は、6月の予定だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社プラスロボのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000046505.html株式会社プラスロボのホームページ
https://www.plusrobo.co.jp/