ウエルシア 介護タクシーを開始 まずは坂戸市を拠点に

調剤併設型ドラッグストアチェーンを展開するウエルシア薬局株式会社は3月19日、介護タクシーの専門会社であるウエルシアケアトランスポート株式会社を設立し、サービスを開始したと発表した。

ウエルシア薬局株式会社は、2023年から社内ベンチャー制度「ウエルシア・ベンチャー・チャレンジ・プログラム」を開始しており、その事業化の第一号がウエルシアケアトランスポート株式会社である。

まずは埼玉県坂戸市にあるウエルシア薬局坂戸若葉駅東口店の敷地内の営業所を拠点として開始。主に坂戸市、鶴ヶ島市、川越市、川島町、東松山市、吉見町、日高市、毛呂山町、嵐山町、鳩山町に住む人を対象にした送迎サービスが提供されることになる。

ますます社会は高齢化し、高齢者の移動手段の確保が課題となっている。ウエルシアケアトランスポート株式会社では、病気、障がい、加齢などで体が不自由な人に、安心して利用できる移動手段を提供し、医療処置が必要な医療搬送にも対応。身支度の手伝い、診察時の付き添いなどの救援事業も行う。

また、利用者がウエルシアでの買い物代行を希望する場合の対応についても予定しているという。さらに、在宅訪問調剤の業務との連携も検討、ドラッグストア事業との相乗効果を図る。

ウエルシアグループは2030年のありたい姿として「地域No.1の健康ステーションの実現」を目指し、「介護タクシー事業の開始において、今後も地域社会の皆様の健康増進にお役に立てるよう取り組んでまいります」としている。


（画像はプレスリリースより）




介護タクシー会社「ウエルシアケアトランスポート株式会社」設立
https://www.welcia-yakkyoku.co.jp/