「ライフエンディング」に関する調査
葬儀会社の燦ホールディングスは、「ライフエンディング」に関する調査を行い、結果を2025年7月11日に発表した。「おひとりさま終活」の不安や取り組み状況を調べたものだ。
半数以上が終活の準備を行っている
同調査は、首都圏・近畿圏で喪主もしくは葬儀を執り行った経験のある40~70代の男女1,000名の回答をまとめている。
まず、終活に向けた準備を「行っている」人は52.4%だ。おひとりさまと家族がいる人では準備に違いが見られる。
おひとりさまは、「荷物の整理(断捨離)」14.0%、「インターネットやSNSで情報収集」 12.0%、「金融機関などに相談」8.0%、「年賀状じまい」8.0%が多いが、家族がいる人はそれらに加えて「老後資金の検討」13.3%があり、おひとりさまより8.3ポイント高い。
おひとりさまへの不安
終活に不安を抱えている人は83.4%、健康・経済面の不安があげられている。高齢の単身世帯が増えていることで気になるのは孤独死や高齢者を狙った犯罪などのほか、高齢者の保証人問題が約3割あげられた。
これは、入院や介護施設の利用で求められる身元保証人がいないことで、適切な医療や介護サービスが受けられない懸念があるからだ。
また銀行口座、携帯電話の契約など日常でも保証人が必要になることがあり、相談できる相手を探す必要がある。終活を「死への準備」ではなく、「ひとりで生きていくための備え」と考えることが重要だとしている。
(画像はプレスリリースより)
出典:燦ホールディングス「ライフエンディングに関する意識調査」より

燦ホールディングスのプレスリリース
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