健康食品販売会社元社長逮捕
警視庁は「年金たまご」と言う、実質「ネズミ講」を運営していたとして、東京・墨田区にあった健康食品販売会社「ライフ・アップ」の元社長の田澤吉美容疑者(74)を逮捕した。「一定の会員を勧誘すればボーナスがもらえる」などとうたい、全国のおよそ5万人から110億円を集めていたとみている。
年金の不安を持つ人に
田澤容疑者は、年金代わりに収入になるとうたったシズテムで会員を増やし、平成18年からおととしにかけて「一定の会員を勧誘すればボーナスがもらえる」などと言って男女6人から合わせて510万円余りを集めた。「ネズミ講」を運営したとして、無限連鎖講防止法違反の疑いが持たれている。
ネズミ講とは
無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配する事で、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした団体の事である。人口が有限である以上、無制限に成長する事が絶対的に有り得ないため、日本では無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている。
親会員から子・孫会員へと会員が無制限に、ねずみ算的に増殖していくシステムから、一般的にはネズミ講と呼ばれる。特定商取引に関する法律第33条で定義される販売形態に沿った連鎖販売取引は違法とは言えず、その意味ではネズミ講とは呼べない。また、マルチ商法、マルチまがい商法についても侮蔑的にネズミ講と呼ぶことがあるが、法的には一概に無限連鎖講とは言えない。他にはピラミッド商法という手法も存在している。
(ウィキペディア)より。
自己責任と居直る社長
「毎月1万円余りの健康食品を購入すれば、将来、ボーナスとして最高50万円が受け取れる」などと健康食品と抱き合わせて会員を増やしていた。会員を集めたセミナーでは、年金制度への不安をあおり会員を増やしていたという。テレビ取材に対し、「ネットワークの世界は自己責任」と居直った。

NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E9%80%A3%E9%8E%96%E8%AC%9B