大切な人をおくるということを考える
2月10日、台湾全土でロングランヒットを記録した「父の初七日」(ワン・ユーリン、エッセイ・リウ監督)の公開を記念し、女流講談師の田辺鶴瑛(かくえい)が都内のニッショーホール(日本消防会館内)で自らの介護体験を交えた講演を行った。演題は『映画「父の初七日」を観て~大切な人をおくるということを考える~』。
(講演会チラシより)
映画自体のあらすじは
台北で働くアメイは、父の訃報を受けて急いで田舎に戻る。一族がそろい、叔父アイーの指図で7日後に葬儀が執り行われることになるが、古いしきたりにそった葬式に大騒ぎで悲しむ間もない。そんな時、ふとしたことから父との思い出がよみがえる……。
(映画.com/作品情報より)
父の死から葬儀までの7日間を優しさとユーモアを交えて描くヒューマンドラマで台湾のアカデミー賞にあたる金馬賞で7部門にノミネートされる。結果は監督で脚色も手掛けたエッセイ・リウが最優秀脚色賞、軽妙な道士を演じたウー・ポンフォンが最優秀助演男優賞に選ばれている。
田辺鶴瑛
田辺鶴瑛(女流講談師)は昭和30年生まれ。19歳のときから4年間、自らの母を介護。結婚後、義母と義父の介護と3人の介護体験がある。
義母と義父の死後、平成2年、講談師田辺一鶴に入門。自分自身の介護体験を新作・介護講談として発表した。平成15年に真打に昇進、海外公演も果たして現在に至る。
介護疲れとか、暗い話が多い中、
「介護や死別などは必ずしも負なことばかりではなく、私自身も救われた」
(映画.com/映画ニュースより)
と語る田辺鶴瑛氏の言葉に考えさせられるものがある。

ようこそ、講談師 田辺鶴瑛の世界へ
http://www.tanabekakuei.net/映画.com
http://eiga.com/news/20120210/14/講演会チラシ
http://www.tanabekakuei.net/pdf/20120210kouen.pdf映画「父の初七日」公式HP
http://www.shonanoka.com/