「介護うつ」に関する講演会、神奈川県で開催

高齢者虐待や介護殺人の原因の一つとされる「介護うつ」について考える講演会が横浜市栄区の栄区役所で開かれた。講師は日本福祉大学の湯原悦子准教授（司法福祉論）。

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今回の講演会は栄区が企画したもの。栄区内では昨年１月に認知症の妻を夫が自宅で殺害した事件が発生した。今回の講演会は行政や福祉職が事件に対して再発防止策を模索する中で「介護者支援が重要」との認識から企画された。21日に開かれた同講演会には区民ら約80人が参加した。

神奈川県発のコミュニティーサイト「カナロコ」によると、湯原准教授は「介護殺人が生じるのはごくまれ」としつつ、判例の分析などから「一線を踏み越えてしまう事例の多くは介護うつが影響している」と指摘した。したがって虐待や殺人事件のような極端な事件を防止するには「介護者のうつを見つけ、適切な支援につなぐことが重要」と強調し、家族全体を視野に入れた支援体制が必要だとした。具体的には「介護者の話を親身に聞くことが救いになる。『大丈夫？』という声掛けでもいい」と話した。



介護うつ「支援必要」、講演会で日本福祉大学の准教授強調/横浜（カナロコ）
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202210023/

日本福祉大学
http://www.n-fukushi.ac.jp/

神奈川県横浜市栄区公式ホームページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/