介護福祉士の資格取得まであと一歩
1月29日に行われた介護福祉士の筆記試験に合格したインドネシア人女性について、中日新聞が伝えています。女性は特別養護老人ホーム「新川ヴィーラ」(富山県魚津市)で研修中のレスタリ・ラハイユさん(27)。3月に実施される実技試験に合格すれば、念願の介護福祉士の資格を取得します。
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合格率50%の難関を、日々の努力で見事突破
ラハイユさんは日本とインドネシア経済連携協定(EPA)に基づき、日本の介護福祉士の資格取得を目指して2008年に来日しました。介護福祉士試験の受験には3年間の実務経験が必要なため、研修と同時に勉強を続けてきました。滞在期間は4年なので、受験できるのは実質的に今回が最初で最後。実技試験にも合格すれば滞在を延長できます。
介護福祉士の筆記試験は日本人でも合格率が50%ほど。その難関を、言葉の壁を乗り越えて見事突破したラハイユさん。中日新聞の報道によると、彼女を3年間指導してきた介護福祉士の谷川幸子さん(70)は、ラハイユさんの頑張りについて
「テキストが傷み、ノートが真っ黒になるまで予習復習を繰り返すほど熱心」
と語りました。また、ラハイユさんは
「通知を開ける時は緊張した。とてもうれしい。実技も頑張ります。資格が取れたら今の施設で働きたい」
と流ちょうな日本語で話したそうです。

インドネシアから来日の女性 介護福祉士 筆記に合格(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120221/CK2012022102000167.html